会社員をしながらマイクロ法人を立ち上げて5ヶ月が経ちました。
成長の軌跡として、毎月のPLとBS(損益計算書と貸借対照表)を載せていこうと思います。
私がマイクロ法人を設立する前に、世の中のマイクロ法人の財務諸表が見れたらいいのになー、なんて思っていたので公開することにしました。
収益も費用も非常に少額ですが、マイクロ法人設立を検討している人の役に立てたら幸いです。
PLとBS(損益計算書と貸借対照表)
まずは、ありのままの数字を公開。
数字が小さすぎるので千円単位?と思われるかもしれませんが1円単位です。1年目はずっとこれくらいの金額ですのであしからず。
PL(損益計算書)
売上は、仮想通貨の売買益およびステーキング報酬です。売買利益が13,267円、ステーキング利回りが3,899円となっています。
仮想通貨はほぼ全て海外の仮想通貨取引所であるBYBIT(バイビット)にあり、USDC、BUSD、USDTという3種類のステーブルコインで保有しています。
総額は$5,596で、そのうち$5,569をステーキングしており、ステーキングの平均利回りは4%くらいです。
販売管理費は、9月に引き続き通信費と支払い手数料のみです。通信費はプロバイダおよびスマホ費用です。支払い手数料はMicrosoftのOneDrive100GBプランの利用料です。
相変わらずめちゃくちゃシンプルなPLです。1年目はこんな感じが続くと思います。
BS(貸借対照表)
PL同様にシンプルなBSです。
仮想通貨の金額は取得価格ですので、時価では+50,000円くらいになっています。取得価格と時価の差額は年度末の決算時に利益(もしくは損失)計上することになります。
繰延資産の創立費は、会社設立時の定款認証費用、設立登記申請用収入印紙、法人印鑑セット購入等の費用です。創立費は好きなタイミングで償却出来るので、利益が出たタイミング、おそらく来年度に償却することになると思います。
流動負債の短期借入金は、マイクロ法人負担の通信費を私個人が建て替えている分になります。通信費として計上しているプロバイダ費用とスマホ費用を私個人のクレジットカードで支払いしているためです。どこかのタイミングで精算します。
収益17,166円、費用4,535円、営業利益12,631円
※私のマイクロ法人は2022年6月~2023年5月を第1期とし、この期間を2023年度としています。よって会計ソフト上は、2022年10月を2023年度10月度と表記されています。
10月の収益は17,166円、費用は4,535円、営業利益は12,631円となりました。8、9月に続き、3ヶ月連続の黒字となりました。
6~10月通算では、収益42,316円、費用40,679円、営業利益1,637円となっており…、
黒字化しました!
イェイ!
11月度の収益予測
11月の収益は、ステーブルコインのステーキング報酬のみの予定です。3,500円くらいになると思います。
販売管理費は、通信費のみですがSIMカードをLINEMOからpovo2.0に乗り換えたため、2キャリア分の支払いが発生します。合計で7,200円くらいになりそうです。
結果的に営業利益は、▲3,700円…。
10月度でせっかく黒字になりましたが、来月で赤字転落です。
マイクロ法人の会計・経理は自分でやる
マイクロ法人の会計・経理業務は、税理士に任せるor自力でやるの2通りですが、パターンとしては以下の3つに分かれると思います。
①税理士に全て任せる
②日々の帳簿付けは自分で行い、決算だけ税理士に任せる
③全て自分でやる
私は「③全て自分でやる」を選択しました。決算はまだ迎えてないので本当に出来るかどうかは分かりません。ただ、PL、BSまで完成させることができれば、あとは税務署の担当者と一緒に決算書を作ることが出来るらしいので、その方法でいこうと思っています。(地域によって対応が違うようです)
私は何事もまずは自分でやってみたいタイプです。後に人に任せる時が来ると思っていますが、委託する業務の内容を理解して任すのか、理解せずに任せるのかは大きな違いがあります。
少なくとも2~3年は自分で決算までやるつもりです。
ちなみに社会人生活のほとんどが営業職ですので経理はズブの素人です。ただ数字は好きな方です。
会計ソフトは弥生会計オンライン
経理未経験者がマイクロ法人の経理業務をやる場合、会計ソフトは必須ツールだと思います。経理経験者ならExcel、スプレッドシートもありかもしれませんが、素人には無理です。大人しく会計ソフトを使いましょう。
会計ソフトの選択肢は以下3択です。他は考える必要がないと思います。
・マネーフォワード
・freee
・弥生会計オンライン
一番素人向けなのはfreeeですが、正直どれでも大丈夫だと思います。経理経験0であればどれを使っても最初はかなり苦労します。ですが、数ヶ月使えばどれを使っても普通に使えるようになってます。
私は弥生会計オンラインを選択しました。選んだ理由はズバリ金額、2年間無料だったためです。
どれも良いツールなので、本当に金額だけで選びました。
4ヶ月使いましたが後悔0です。分からないことはメール、電話でサポートに聞けるので一ヶ月目は聞きまくり全て解決しました。2ヶ月目以降はサポートを全く使っていません。次に使うのは決算の時かもしれませんね。
経理の勉強方法
一応勉強はしました。
①簿記2級のテキストを1回読む
②【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆきのYouTubeを見る
③「ひとり社長の経理の基本 井ノ上陽一著」を読む
④弥生会計のサポートに聞く
①②は一度さらっと見ただけです。
③は熟読しました。会計・経理未経験でマイクロ法人を立ち上げる人は読んだ方がいいです。
④仕訳で困ったらサポートにメールしてました。電話サポートもありますが、私はサラリーマンなので平日の昼間に電話ができません。なのでメールで確認です。いつも翌日には丁寧な返信があります。
特に仮想通貨取引の仕訳は1から10まで教わりました。
最後に
マイクロ法人設立前は、初年度の1ヶ月間の営業利益を20,000円前後にするつもりでした。年間で240,000円のイメージです。
ですが、個人名義の仮想通貨取引で大きなマイナスを出してしまったので、税金の都合上、個人の損失補填を優先しています。
マイクロ法人1年目は赤字決算でも良いと思っており、自力で無事に1年間運営し、決算までやり通すことを目標としています。
長々と書いてしまいましたが、これからマイクロ法人を設立する人の役に立てたらうれしいです。
分からないこと、質問等あればTwitterでコメント入れてください。
あと、PL、BSおかしい。処理間違ってるよ。とかあれば是非教えてください。
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